とある技術者(仮)の夢途中

このままでは会社に潰される!会社以外の人とつながりたい!という思いで開設した本ブログ

本 上昇志向 著者:長友佑都 を読んで思うこと

上昇志向 幸せを感じるために大切なこと by長友佑都


書店で見たときタイトルが宗教じみていて買うのが恥ずかしかった笑


私は長友佑都のファンだ


2010年にW杯で日本が周囲の前評判をはねのけ、決勝トーナメントに進んだこと 2011年アジアカップで長友選手からのアシストで李選手のボレーが決まり、優勝したこと、当時CWCに優勝し、世界一のクラブであったInternazionale Milanoに電撃移籍したこと この一連の流れが熱くて、彼のクラブでの成績を試合があるたびに追うようになった。


インテルはビッククラブと呼ばれ、常に優勝が期待されるチームであり、世界中にファンがいる。移籍当時は、メンバーも一流選手ばかりで、すさまじいプレッシャーの元でプレーしていただろう。


インテルでの数年間、試練の連続であったという。本にも書いてあったが、プレッシャーやミスのバッシングで部屋に閉じこもったり体調不良にもなったそうだ。しかし、彼のすごいところは、そんなことがありながらも、立ち上がり、元気に明るく前向きにポジティブ思考でこの数年間を努力し続けたことだ。
(感謝の気持ちをもち、こんな経験をできている自分は幸せ者だと思うようにしたとのこと)


彼は今、インテルから出され、ガラタサライというトルコのチームでプレーしている。ガラタサライも強豪であり、SNSを見る限りサポーターから非常に愛されている。チームにも溶け込んで試合にも活躍している。そして、本人も今が一番楽しいとツイートしているほどだ。


もし、彼がインテルでの批判で自信を無くし、下を向いていたとしたら、どうなっていただろうかと想像してみた。
まず、すぐに試合の出場機会を奪われていただろう。そして、失意のままレンタルに出される。レンタル先がガラタサライであったとしても、ガラタサライのサポーターは、自信を失った子犬のような人間を受け入れただろうか。「今から」頑張るんだと思っても、前のときに自信を失い、下を向いてしまった経験がふとしたことでよみがえってしまうだろう。ガラタサライも強豪だ。生半可ではレギュラーはとれない。ガラタサライでも自信を無くし、下を向いたら、ガラタサライも追い出される。
日本に帰ったとしても、自信を無くし、下を向くくせがついてしまっていると、日本のプロでもやっていくのが精いっぱいになるだろう。そのまま日本代表にも呼ばれなくなり、引退。引退しても人生は続く。指導者になるにしても、また違ったスキルを求められるだろう。そのスキルを新しく手に入れなければならなくなったとき、自信を無くす 下を向く 内向きになる 失意 この4つが癖になっているとちょっとしたことで折れてしまう。結果、何をやってもダメな奴になりさがり、転がり落ちていく。


以上は、少々妄想が膨らんでいるかもしれないが、多分ある程度は合っているのではないか。


私も、120パーセントのキャパシティが求められるところに目標を設定し、挫折して周りに迷惑をかけてきた。そのたびに、自信を無くし、下を向き、内向きになり、失意してきた。ちょっとハードルを落としてもやっぱり駄目であった。
どんな道にも壁はある。それは、人生同じことをやり続けるわけではないからだ。学業にしろ仕事にしろ常に変化はある。そのたびに自分が変わることを求められる。自分が変わらなければならない状況というのは、すなわち壁にぶつかっているということだ。そのたびに自信を無くし、下を向き、内向きになり、失意すると、絶対にうまくいかない。


彼は、ガラタサライをインテルの次のクラブとして選択したことは正解どころではなく、大正解であった。と言っている。それは、正解だったのではなく、彼が正解にしたのだ。



今、私はどちらが正解なのかわからない。
「自分の選択した道を正解にしていく」が正解なのか「目標をもって働くために、自分のキャリアを描ける場所に行く」が正解なのか
前者なら今の道を正解にしなければならない。それは、自分に嘘をつくことなのではないか?今まで自分に嘘をついてきたから、このわけのわからない境遇になっているのではないか? しかし、辞めると失意を伴う。この状態で「次」が私にあるのか?